なぜ建設業許可を取得する必要があるのかご存知でしょうか?「法律で定められているから」という答えも正解ではありますが、それは明確な理由ではありません。建設業許可の取得が法律で定められているのは、それなりの理由があります。そこで、許可が必要な理由をご説明したいと思います。
安全な暮らしを送るため
建設業とは、家やお店、ビルなどの建物を造る仕事です。ほとんどの人は、仕事・食事・睡眠といった活動を建物の中で行っています。ということは、建物は人々が生活を営む上で非常に重要な存在だということが分かります。私たちが安心して生活するためには、建物を建設する方々に丈夫で安全な建物を造ってもらわなければなりません。
建設業許可申請をして、経営業務の管理責任者としての経験があることや、専任の技術者がいることなどを認めてもらうことで、「この建設業者は丈夫で安全な建物を造る技術を持っています」と証明することができます。つまり、建設業許可は人々が安心して暮らすために必要な許可なのです。
金融機関から融資を受けるため
建設業を営む際、金融機関からの融資は必要不可欠です。金融機関は信用できる業者にしか融資しません。信用できる業者とそうでない業者を切り分ける一つの基準となるのが、建設業許可の有無です。
融資をする際、建設業許可の取得を絶対条件としている金融機関が多いため、融資を受けるためにも建設業許可が必要です。
公共工事を請け負うため
建設業者が公共工事を請け負うためには、経営事項審査を受けなければなりません。
しかし、経営事項審査が受けられるのは建設業許可を取得している業者のみです。
したがって、建設業許可を取得していない業者は、公共工事を請け負うことができません。
名古屋市をはじめ、愛知県内では数多くの公共工事が実施されています。
公共工事を請け負いたいという方は、必ず建設業許可申請を行ってください。
建設業許可は有効期間が5年と決まっているため、許可を取得した業者でも5年ごとに更新手続きが必要です。
名古屋市港区にある弊所では、建設業許可申請業務を行っております。
名古屋で建設業許可申請をする予定の方や、行政書士をお探しの方は弊所へお問い合わせください。